2011年11月11日

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2011年08月30日

遺族が、相続放棄できなかった事例

自殺者遺族:相続放棄知らず返済 期限過ぎ不申請も (毎日JPより)

 経済的困窮から自殺する人が後を絶たない中、借金を残して自殺した人の遺族が、相続について適切な法的知識を持たないため、支払う義務のない借金を支払ったり、逆に損害賠償を請求できる権利を手放す事態が頻発していることが明らかになってきた。全国の弁護士らで結成した「自死遺族支援弁護団」は電話相談などで実例の情報収集を進め、啓発のためのリーフレットをまとめる計画だ。

 親族が死亡した場合、主な相続方法は、不動産や貯金から借金まですべて受け継ぐ「単純承認」と全く受け継がない「相続放棄」の2通りがある。相続放棄は、家族の死亡などで自分が相続すると知ったときから3カ月以内に家裁へ申し出る。ただし連帯保証人になっていると、相続放棄をしても債務を免れることはできない。

 多重債務者や自殺遺族の相談を受けているNPO法人「多重債務による自死をなくす会」(神戸市、弘中照美理事長)によると、今年、夫を自殺で亡くした女性は約3000万円の借金を相続、完済した。遺書で初めて夫に借金があると知り、親族らに借金をした上、実家も売却。現在は生活保護を受けながらの1人暮らし。「どこに相談したらよいか分からず、相続放棄のことなど聞いたこともなかった」と悔やんでいたという。

 自らも母親を自殺で亡くした弘中さんは「うちひしがれているときに、多くの遺族は法的な問題まで考えが及ばない」と説明する。

 同弁護団の和泉貴士弁護士(第二東京弁護士会)に、自殺した夫の労災申請で相談に来た遺族は、夫が外国為替証拠金取引(FX)で作った借金約700万円の返済を続けていた。自殺からすでに3カ月が過ぎ、相続放棄はできなかった。遺族は「債務整理で法律家に相談したのに助言はなかった」と話したという。

 一方、相続放棄で権利を失いかねないケースもある。弁護団事務局長の生越照幸弁護士(大阪弁護士会)によると、過労自殺の場合勤務先への損害賠償請求権があれば借金以上の賠償金を得る可能性があるのに「パニックになって反射的に請求権を含むすべてを放棄しようとする人もいる」という。

 これまでに、賃貸住宅で自殺した人の遺族が家主から過大な賠償金を求められるケースが問題化。同弁護団は今後、相続問題に苦しむ遺族からの相談を受ける電話相談などを計画している。問い合わせは同弁護団事務局(06・6223・8100)。

posted by もめない遺産相続と分割協議 at 01:59 | Comment(0) | TrackBack(22) | 遺族 借金 返済 相続放棄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月17日

介護される側とする側のコミュニケーション意思伝達ツール

難病・障がい者向けの意思伝達装置「レッツ・チャット」発売(障害者の働く場ニュースより)

ひとつの入力スイッチで意思を伝える

パナソニック ヘルスケアが言語及び上肢に障がいをもつ人を対象とした意思伝達装置「レッツ・チャット」を発売した。

文字板の点灯や音声ガイドに従ってひとつの入力スイッチ(別売)を押すだけで、文章の作成・保存・呼出および表示・読み上げ・印刷可能な意思伝達装置だ。

この入力スイッチも手、足、頬、瞬き、息、筋電など、身体の様々な部位で操作が可能なので、ALSや筋ジストロフィー、脊髄性筋萎縮症をはじめとする難病患者、脳性まひなどの障がいなど周囲とのコミュニケーションが困難な人でも僅かに動くところを使って意思を伝えることができる。

介護される側とする側のコミュニケーションツール

「レッツ・チャット」はパナソニックの社内ベンチャー会社「ファンコム株式会社」が昨年まで開発・販売を行っていた製品であるが、本製品は、その後継モデルとして発売された。新製品は、音質などの基本性能が改善され、消費電力も約1/2となった。

「レッツ・チャット」を使うことによって、家族や友人、ヘルパーに簡単に意思を伝えることが可能なので、身体的負担の軽減になる。また、家族やヘルパーなど介護する側も本人と楽にコミュニケーションを行うことができる。

※「レッツ・チャット」は、身体障がい者を対象とする福祉用具購入時の補助制度である「補装具給付制度」または「日常生活用具等給付事業」の利用が可能であるが、住んでいる自治体によって異なる場合があるので確認してほしい。


(参考書籍)


出版社/著者からの内容紹介
突然脳幹出血で倒れ、「植物状態」と宣告された特別支援学校教諭の宮田俊也さん。
しかし、どんな状況に陥っても人は絶対に意思を持っていると疑わない元同僚の山元加津子さんは、「レッツ・チャット」などの意思伝達装置を駆使し、ついに――。

内容(「BOOK」データベースより)
著者(山本)は、特別支援学校の教員を長くしています。子どもたちは、どんなに障害が重くても、必ずだれもが思いを持っていて、だれもが思いを伝えたいのだということを教えてくれます。いっしょの気持ちを伝える方法を探して、それが見つかったときの笑顔は、何にもたとえようのないほどに輝いています。この物語は、宮ぷーや仲間がヘッドライトの光となって、すべての人が気持ちを伝えられるように暗闇の中を照らしながら突き進む物語です。そして、「読んでくださる皆さんも、仲間になってください、意思伝達の方法があることを多くの人に伝えてください」というお願いの物語でもあります。
posted by もめない遺産相続と分割協議 at 13:48 | Comment(11) | TrackBack(18) | 難病患者 障がい コミュニケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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